レトロ喫茶のノスタルジックな雰囲気に癒される 鹿鳴舘

鹿鳴舘

 レトロ喫茶と言われるところはいくつか行ったことがあるが、ここまでレトロ感に圧倒されたのは、ここが初めてかもしれない。それくらいのノスタルジックな雰囲気があるカフェ、それが、ここ鹿鳴舘だ。
 ここを知ったのは最近のこと、まさかこんな近くに、こんな魅力的なカフェがあるとは。
 平日の休みが取れた。開店時間に合わせて行こうと、開店時間を調べると、複数の時間が載っている。店が休みの曜日も複数の記載がある。電話で訊くのも気が引ける。
 開店している可能性が高いと思われる日を選んで訪問してみた。 

鹿鳴舘の場所、開店時間

 JR横浜線大口駅から徒歩4分のところにある。降りたことのない駅かもしれない。
 住宅地の中にあるので、スマホの案内がないと迷ってしまうかも。
 問題の開店時間、食べログをはじめ多くのサイトでは、10:30からとあるが、11時からというサイトが一つある。迷った末、10:45に行ったが、開店時間は11時の表示があった。

鹿鳴舘の外観、内観、席数等

 住宅街の中に、突然現れてくる。これにはびっくりだ。えっ、ここにあるの、という感じ。
 外観の雰囲気からして、レトロ喫茶というのがわかる。初めてだと、中に入るのがかなり勇気がいる。事前のリサーチで、ある程度分かっていたとしても、ドキドキだ。
 中に入ると、まず暗い、カフェではなく、バーではないかと思うほど暗い。まだ開店していないのではないかと思って、女性店主に声をかけて確認したほどである。
 カウンター席とテーブル席があり、20席くらいはありそう。
 今回は、開店直後に入ったので、お店を出るまで自分ひとりだった。 

オーダーの仕方、キャッシュレス決済の可否、Wi-Fi・電源有無

 メニューは各テーブル席にあるので、決まりしだい女性店主に声をかけてオーダーする。
 会計は最後に、現金会計のみとなる。キャッシュレス決済はここでは難しそう。
 Wi-Fiも電源もない。ここでは、昭和の時代に逆戻りとなる。現在の便利さはない。

鹿鳴舘のメニュー、オーダー

 メニューはこれだけである。いかにもレトロ喫茶という感じだろうか。
 この中から、鹿鳴舘コーヒーと、チーズトーストをオーダー。
 値段は、この雰囲気が加味されて、少し高めの設定だろうか。

飲食した感想

 鹿鳴舘コーヒー、すごく飲みやすい。酸味を抑えて、誰もが飲めるコーヒーにしている。
 コクもしっかりあるから、問題なくブラックでいける。
 チーズトースト、この分厚さ、チーズの乗り方もいい。チーズトーストを乗せている木製のお盆のような皿、これが雰囲気を出している。
 もちろん、美味しい。さりげなく4つにカットしてくれている配慮が嬉しい。 

本日の会計・自己採点

■本日のお会計
鹿鳴舘コーヒー 600円
チーズトースト 800円

■自己採点
Wi-Fiの有無 ×
電源の有無 ×
気兼ねなく一人利用可能か 〇
ゆっくり過ごせるか 〇
席間隔は十分か △
モーニングメニューの有無 ×
リピートしたいか 〇
キャッシュレス決済の可否 ×
鹿鳴舘コーヒー 〇
チーズトースト 〇

 ここ鹿鳴舘の良さは、レトロな雰囲気はもちろんだが、それ以上に、女性店主の人柄がいい。
 お客さんが私ひとりというのもあり、いろいろお話をさせてもらった。店内の造り、調度品の説明等、本当に気さくに話してくれる。
 鹿鳴舘の長い歴史を支えているのは、レトロ喫茶というだけでなく、女性店主の温かい人柄だということを認識できた、本当に楽しい訪問だった。